Q1. ワクチンは毎年接種したほうがよいですか?
A. 毎年、接種することが勧められます。
理由は2つです。
1つめは、
インフルエンザウイルスは毎年少しずつ変化するためです。
その年に流行すると予測されるウイルスに合わせて、毎年ワクチンが製造されます。
現在のワクチンには、
インフルエンザA型2種類とB型1種類が含まれています。
2つめは、
ワクチンによって得られた予防効果は、時間がたつにつれて低下していくためです。
そのため、以前にインフルエンザワクチンを接種したことがある方も、毎年の接種をおすすめします。
1つめは、
インフルエンザウイルスは毎年少しずつ変化するためです。
その年に流行すると予測されるウイルスに合わせて、毎年ワクチンが製造されます。
現在のワクチンには、
インフルエンザA型2種類とB型1種類が含まれています。
2つめは、
ワクチンによって得られた予防効果は、時間がたつにつれて低下していくためです。
そのため、以前にインフルエンザワクチンを接種したことがある方も、毎年の接種をおすすめします。
A.年齢と、接種するワクチンの種類によって異なります。
【注射のインフルエンザワクチン】
・生後6か月以上、3歳未満
0.25mLを 2回接種します。
・3歳以上、13歳未満
0.5mLを 2回接種します。
2回接種する場合は、2~4週間程度の間隔をあけます。
・13歳以上
0.5mLを 原則1回接種します。
【経鼻インフルエンザワクチン(フルミスト)】
2歳以上、19歳未満が対象です。
接種する年齢にかかわらず、1シーズンに1回の接種です。
左右の鼻に0.1mLずつ、合計0.2mLを噴霧します。
そのため、注射では2回接種となる13歳未満のお子さんも、フルミストであれば1回で終了します。
▶生後6か月未満の赤ちゃんは?
生後6か月未満の赤ちゃんには、インフルエンザワクチンの適応がありません。
ご家族がワクチンを接種するなどして、赤ちゃんをインフルエンザから守ってあげましょう。
【注射のインフルエンザワクチン】
・生後6か月以上、3歳未満
0.25mLを 2回接種します。
・3歳以上、13歳未満
0.5mLを 2回接種します。
2回接種する場合は、2~4週間程度の間隔をあけます。
・13歳以上
0.5mLを 原則1回接種します。
【経鼻インフルエンザワクチン(フルミスト)】
2歳以上、19歳未満が対象です。
接種する年齢にかかわらず、1シーズンに1回の接種です。
左右の鼻に0.1mLずつ、合計0.2mLを噴霧します。
そのため、注射では2回接種となる13歳未満のお子さんも、フルミストであれば1回で終了します。
▶生後6か月未満の赤ちゃんは?
生後6か月未満の赤ちゃんには、インフルエンザワクチンの適応がありません。
ご家族がワクチンを接種するなどして、赤ちゃんをインフルエンザから守ってあげましょう。
Q3. インフルエンザワクチンの有効性は?
A. インフルエンザの発病を完全に防ぐことはできませんが、発病する可能性を減らし、重症化を防ぐ効果が期待できます。
インフルエンザワクチンの有効性は、 その年に流行するウイルスの種類、ワクチンとの一致の程度、年齢や健康状態などによって異なります。
乳幼児では、おおむね20~60%程度の発病予防効果が報告されています。
また、インフルエンザワクチンには、発病を予防するだけでなく、肺炎や脳症などの重症化や、入院・死亡のリスクを減らす効果も期待されています。
「発病予防効果50%」と聞くと、 「接種しても半分しか効かないの?」と思われるかもしれません。
しかし、これは「接種した人の半分にしか効かない」という意味ではありません。
たとえば、50人ずつの2つのクラスがあり、 ワクチンを接種していないクラスでは20人が発病し、
ワクチンを接種したクラスでは10人が発病した とします。
この場合、ワクチンによって発病するリスクが 20人 → 10人と半分になったため、「発病予防効果50%」と表現します。
インフルエンザワクチンを接種しても、インフルエンザにかかることはあります。
それでも、「かかる可能性を減らすこと」と「かかった場合の重症化を防ぐこと」が、ワクチンを接種する大切な目的です。
乳幼児では、おおむね20~60%程度の発病予防効果が報告されています。
また、インフルエンザワクチンには、発病を予防するだけでなく、肺炎や脳症などの重症化や、入院・死亡のリスクを減らす効果も期待されています。
「発病予防効果50%」と聞くと、 「接種しても半分しか効かないの?」と思われるかもしれません。
しかし、これは「接種した人の半分にしか効かない」という意味ではありません。
たとえば、50人ずつの2つのクラスがあり、 ワクチンを接種していないクラスでは20人が発病し、
ワクチンを接種したクラスでは10人が発病した とします。
この場合、ワクチンによって発病するリスクが 20人 → 10人と半分になったため、「発病予防効果50%」と表現します。
インフルエンザワクチンを接種しても、インフルエンザにかかることはあります。
それでも、「かかる可能性を減らすこと」と「かかった場合の重症化を防ぐこと」が、ワクチンを接種する大切な目的です。

Q4. インフルエンザワクチンの安全性(副反応)は?
A. インフルエンザワクチンは安全性の高いワクチンですが、接種後に副反応がみられることがあります。
副反応は、注射のワクチンとフルミストで少し異なります。
【注射のインフルエンザワクチン】
比較的多いのは、接種したところの
・赤み
・腫れ
・痛み
などこれらの局所反応は全体として10~20%程度にみられるとしています。
・発熱
・頭痛
・寒気
・だるさ
などの全身症状が、5~10%程度にみられることもあります。
いずれも、多くは軽症で2~3日で自然におさまります。
【経鼻インフルエンザワクチン(フルミスト)】
(一般使用成績調査 2025年度より引用)
【注射のインフルエンザワクチン】
比較的多いのは、接種したところの
・赤み
・腫れ
・痛み
などこれらの局所反応は全体として10~20%程度にみられるとしています。
・発熱
・頭痛
・寒気
・だるさ
などの全身症状が、5~10%程度にみられることもあります。
いずれも、多くは軽症で2~3日で自然におさまります。
【経鼻インフルエンザワクチン(フルミスト)】
(一般使用成績調査 2025年度より引用)
・鼻水・鼻詰まり(約20%)
・発熱(約8%)
・のどの痛み(約4%)
・頭痛(約5%)
などがみられることがあります。
フルミストは弱毒化したインフルエンザウイルスを使用した生ワクチンのため、注射のワクチンとは副反応の出方が異なり、特に鼻やのどの症状が多くみられます。
これまでにインフルエンザワクチンを接種して強い副反応が出たことがある方は、接種前にご相談ください。
・のどの痛み(約4%)
・頭痛(約5%)
などがみられることがあります。
フルミストは弱毒化したインフルエンザウイルスを使用した生ワクチンのため、注射のワクチンとは副反応の出方が異なり、特に鼻やのどの症状が多くみられます。
これまでにインフルエンザワクチンを接種して強い副反応が出たことがある方は、接種前にご相談ください。
Q5. 卵アレルギーのある子どもに接種できますか?
A. 多くの場合、接種できます。
注射のインフルエンザワクチン、経鼻インフルエンザワクチン(フルミスト)は、いずれも製造過程で鶏卵を使用しており、ごく微量の卵由来成分が含まれる可能性があります。
しかし現在では、卵アレルギーがあるというだけで、インフルエンザワクチンを接種できないとは考えられていません。
CDC(米国疾病予防管理センター)が複数の研究をまとめて行った評価では、
卵アレルギーのある 1,591人に注射の不活化インフルエンザワクチンを接種し、アナフィラキシーは1例も認められませんでした。
経鼻生ワクチンについても、卵アレルギーのある 1,129人への接種で、アナフィラキシーは1例も認められませんでした。
これらの研究には、過去に卵で強いアレルギー症状やアナフィラキシーを起こした方も含まれています。CDCは、ワクチン接種後に治療を必要とするようなアレルギー反応についても、全体としてまれ(uncommon)であったとしています。
そのため、卵を完全除去しているお子さんでも、卵アレルギーという理由だけで接種できないわけではありません。
ただし、
・卵を食べてアナフィラキシーなどの強いアレルギー症状を起こしたことがある方
・過去のインフルエンザワクチン接種で強いアレルギー症状を起こしたことがある方
は、接種前にご相談ください。
注射のインフルエンザワクチン、経鼻インフルエンザワクチン(フルミスト)は、いずれも製造過程で鶏卵を使用しており、ごく微量の卵由来成分が含まれる可能性があります。
しかし現在では、卵アレルギーがあるというだけで、インフルエンザワクチンを接種できないとは考えられていません。
CDC(米国疾病予防管理センター)が複数の研究をまとめて行った評価では、
卵アレルギーのある 1,591人に注射の不活化インフルエンザワクチンを接種し、アナフィラキシーは1例も認められませんでした。
経鼻生ワクチンについても、卵アレルギーのある 1,129人への接種で、アナフィラキシーは1例も認められませんでした。
これらの研究には、過去に卵で強いアレルギー症状やアナフィラキシーを起こした方も含まれています。CDCは、ワクチン接種後に治療を必要とするようなアレルギー反応についても、全体としてまれ(uncommon)であったとしています。
そのため、卵を完全除去しているお子さんでも、卵アレルギーという理由だけで接種できないわけではありません。
ただし、
・卵を食べてアナフィラキシーなどの強いアレルギー症状を起こしたことがある方
・過去のインフルエンザワクチン接種で強いアレルギー症状を起こしたことがある方
は、接種前にご相談ください。
これまでの症状や経過を確認したうえで、接種するワクチンの種類や接種方法を判断します。
出典: CDC/ACIP. Grading of Recommendations, Assessment, Development, and Evaluation (GRADE): Safety of Influenza Vaccines for Persons with Egg Allergy. Updated August 20, 2024. CDC/ACIP
出典: CDC/ACIP. Grading of Recommendations, Assessment, Development, and Evaluation (GRADE): Safety of Influenza Vaccines for Persons with Egg Allergy. Updated August 20, 2024. CDC/ACIP
Q6. フルミストを接種できない人、注意が必要な人はいますか?
A. はい。接種できない方や、注射ワクチンをおすすめする方がいます。
【フルミストを接種できない方】
・2歳未満、19歳以上の方
・日本では、フルミストの対象年齢は2歳以上19歳未満です。
・妊娠している方
・明らかに免疫機能が低下している方
・免疫を抑える治療を受けている方
・フルミストの成分でアナフィラキシーを起こしたことがある方
・発熱している方や、重い急性の病気にかかっている方
妊娠中や免疫機能が低下している方には、注射の不活化インフルエンザワクチンを使用します。
【フルミストを接種できない方】
・2歳未満、19歳以上の方
・日本では、フルミストの対象年齢は2歳以上19歳未満です。
・妊娠している方
・明らかに免疫機能が低下している方
・免疫を抑える治療を受けている方
・フルミストの成分でアナフィラキシーを起こしたことがある方
・発熱している方や、重い急性の病気にかかっている方
妊娠中や免疫機能が低下している方には、注射の不活化インフルエンザワクチンを使用します。
【フルミストより注射ワクチンをおすすめする方】
日本小児科学会では、次のような方には注射の不活化ワクチンを推奨しています。
・重い喘息がある方
・現在ゼーゼー・ヒューヒューする喘鳴がある方
・免疫不全のある方
・脾臓を摘出した方、脾臓の機能が低下している方
・ゼラチンアレルギーのある方
・授乳中の方
・ご家族など身近に重い免疫不全の方がいる場合
フルミストには弱毒化した生きたウイルスが含まれており、接種後にワクチンウイルスが周囲の方へ伝わる可能性があるためです。添付文書では、接種後1~2週間は重度の免疫不全の方との密接な接触をできるだけ避けるよう注意されています。
持病や服用中のお薬がある場合、「フルミストは受けられないかな?」とご自身で判断せず、接種前にお気軽にご相談ください。
日本小児科学会では、次のような方には注射の不活化ワクチンを推奨しています。
・重い喘息がある方
・現在ゼーゼー・ヒューヒューする喘鳴がある方
・免疫不全のある方
・脾臓を摘出した方、脾臓の機能が低下している方
・ゼラチンアレルギーのある方
・授乳中の方
・ご家族など身近に重い免疫不全の方がいる場合
フルミストには弱毒化した生きたウイルスが含まれており、接種後にワクチンウイルスが周囲の方へ伝わる可能性があるためです。添付文書では、接種後1~2週間は重度の免疫不全の方との密接な接触をできるだけ避けるよう注意されています。
持病や服用中のお薬がある場合、「フルミストは受けられないかな?」とご自身で判断せず、接種前にお気軽にご相談ください。
Q7. 発熱したり病気になったあと、いつ接種できますか?
A. 病気の程度によって、目安となる期間が異なります。
1. 麻疹、あるいは
その他の感染症(風疹、おたふくかぜ、水ぼうそうなど)で重症の場合
その他の感染症(風疹、おたふくかぜ、水ぼうそうなど)で重症の場合
治ってから4週間後から
2.中等症の感染症
治ってから2週間後から
3. 軽症の感染症
治って、体調が回復していれば可能
4. なにか病気をお持ちの方
病状が安定していれば可能
その他、免疫を抑えるお薬や、病気の潜伏期間が考えられる場合など、
状況によって期間が変わるため、かかりつけの医師に相談しましょう
出典:小児科学会「しっておきたいわくちん情報」
ワクチン接種に注意が必要な場合(A-05)
出典:小児科学会「しっておきたいわくちん情報」
ワクチン接種に注意が必要な場合(A-05)
Q8. 手術前後にインフルエンザワクチンを接種できますか?
A. 接種できますが、予定手術の場合はワクチンの種類によって接種する時期が異なります。
全身麻酔を伴う予定手術の場合、手術や麻酔による症状とワクチンの副反応を区別しやすくするため、次の期間をあけることが推奨されています。
【注射のインフルエンザワクチン】
▶ 手術の 48時間以上前までに接種します。
【経鼻インフルエンザワクチン(フルミスト)】
▶ 手術の 4週間以上前までに接種します。
手術後は、注射・フルミストともに、術後の状態が安定してから接種します。
なお、緊急手術の場合は、ワクチンを最近接種していたことを理由に必要な手術を延期するものではありません。
出典:日本小児科学会・日本麻酔科学会「小児周術期ワクチンスケジュールに関するコンセンサスステートメント」2026年3月
全身麻酔を伴う予定手術の場合、手術や麻酔による症状とワクチンの副反応を区別しやすくするため、次の期間をあけることが推奨されています。
【注射のインフルエンザワクチン】
▶ 手術の 48時間以上前までに接種します。
【経鼻インフルエンザワクチン(フルミスト)】
▶ 手術の 4週間以上前までに接種します。
手術後は、注射・フルミストともに、術後の状態が安定してから接種します。
なお、緊急手術の場合は、ワクチンを最近接種していたことを理由に必要な手術を延期するものではありません。
出典:日本小児科学会・日本麻酔科学会「小児周術期ワクチンスケジュールに関するコンセンサスステートメント」2026年3月
Q9. ガンマグロブリン製剤の注射後、接種できますか?
A. はい。インフルエンザワクチンは、原則として期間をあけずに接種できます。
インフルエンザワクチンについては、
【注射の不活化ワクチン】
→ ガンマグロブリンの影響を受けないため、接種間隔をあける必要はありません。
【経鼻生ワクチン(フルミスト)】
→生ワクチンですが、ガンマグロブリンの影響を受けないため、接種間隔をあける必要はありません。
ただし、病気の状態や治療内容によっては接種時期を調整することがあります。
※川崎病などでアスピリンを服用している場合は、フルミストについて別途注意が必要ですので、接種前にご相談ください。
出典:日本小児科学会・日本麻酔科学会「小児周術期ワクチンスケジュールに関するコンセンサスステートメント」2026年3月
インフルエンザワクチンについては、
【注射の不活化ワクチン】
→ ガンマグロブリンの影響を受けないため、接種間隔をあける必要はありません。
【経鼻生ワクチン(フルミスト)】
→生ワクチンですが、ガンマグロブリンの影響を受けないため、接種間隔をあける必要はありません。
ただし、病気の状態や治療内容によっては接種時期を調整することがあります。
※川崎病などでアスピリンを服用している場合は、フルミストについて別途注意が必要ですので、接種前にご相談ください。
出典:日本小児科学会・日本麻酔科学会「小児周術期ワクチンスケジュールに関するコンセンサスステートメント」2026年3月
Q10. 他のワクチンと同時に接種できますか?
A. はい。同時に接種できます。
注射の不活化インフルエンザワクチンも、
経鼻インフルエンザワクチン(フルミスト)も、
医師が接種可能と判断した場合には、他のワクチンと同時に接種することができます。
新型コロナワクチンを含め、他のワクチンと同じ日に接種することが可能です。
また、同じ日に接種しない場合でも、インフルエンザワクチンと他のワクチンとの間に、原則として一定の接種間隔をあける必要はありません。
日本小児科学会では、複数のワクチンを同時に接種しても、それぞれのワクチンの効果が弱くなったり、副反応が増えたりすることはないとしています。
ただし、接種当日に発熱がある場合や体調が悪い場合などは、接種を延期することがあります。
出典:
日本小児科学会「予防接種の同時接種に対する考え方」2026年6月改訂 厚生労働省「ワクチンの接種間隔」
注射の不活化インフルエンザワクチンも、
経鼻インフルエンザワクチン(フルミスト)も、
医師が接種可能と判断した場合には、他のワクチンと同時に接種することができます。
新型コロナワクチンを含め、他のワクチンと同じ日に接種することが可能です。
また、同じ日に接種しない場合でも、インフルエンザワクチンと他のワクチンとの間に、原則として一定の接種間隔をあける必要はありません。
日本小児科学会では、複数のワクチンを同時に接種しても、それぞれのワクチンの効果が弱くなったり、副反応が増えたりすることはないとしています。
ただし、接種当日に発熱がある場合や体調が悪い場合などは、接種を延期することがあります。
出典:
日本小児科学会「予防接種の同時接種に対する考え方」2026年6月改訂 厚生労働省「ワクチンの接種間隔」


