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お知らせ

「便育ってなぁに?」アンケート集計結果
2019-08-09
「便育ってなぁに?」のイベントのときに会場でアンケートをとらせていただきました。
 
【目的】
便通に関する質問をいくつかさせていただいて、
自分では便秘だと思っていないけど、実は便秘かも!?という
「隠れ便秘」
どのくらいいるのかを調べてみました。
 
【方法】
便秘の診断基準から、
保護者の方とお子さんに別々に以下の質問を行いました。
2個以上該当すれば、「便秘」の診断です。
 
❖保護者
 1. 排便のときに「いきむ」ことがありますか
 2. 最近の便はどんな感じですか(硬い便なら該当 便の種類のイメージから選択していただきました)
 3. すっきりと排便できず、残った感じがしますか
 4. 排便のとき、肛門に違和感や、せまくて出にくい感じがしますか
 5. 排便のとき、肛門の周りを圧迫したり、 出そうな便を手でかきだすことはありますか
6. 1週間に2回以下の排便

❖子ども
 1. 1週間に2回以下の排便
 2. 最近の便はどんな感じですか(タイプ 1または2)
 3. うんちのとき、痛がることがありますか
 4. うんちを、がまんする姿勢をすることがありますか
 5. トイレで流れないぐらいのうんちをすることがありますか
トイレトレーニング完了後のお子様で・・・
 6. うんちがパンツについていることがありますか


【結果】
有効回答数は、
保護者50名、こども25名でした。
お自分のことを、便秘だと思ってないけれども、便秘の診断基準(6項目中2項目以上)を満たすひとは、
保護者では、37人中14人、38%は「隠れ便秘」の可能性がありました。

お子さんでは、18人中4人、22%(5人に1人)は「隠れ便秘」の可能性がありました。

【考察】
保護者の方の3人に1人、お子さんでは、5人に1人が、もしかしたら便秘かもしれないという結果でした。
今回は、「便育」のイベントにお集まりいただいた方にアンケートを取らせていただいたので、
広くアンケートを取るともう少し少ないのかもしれませんが、
トイレ研究所で、2017年に全国4777名で行われた調査(「小学生の排便と生活習慣に関する調査」)では、
小学生の6人に1人は便秘状態にあることがわかっていますので、
便秘は意識していないだけで、身近な生活習慣病なのかもしれません。

 
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