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運動プログラム

運動療法の目標

奈良学園大学 保健医療学部の野田 優希 先生 監修

子供の協調性向上を目的とした運動プログラムを作成しました。
そのために、体幹機能の向上を軸として、柔軟性リズム能力の向上も目指します。
栄養療法とともに、自宅でできるトレーニングを楽しみながら継続することで、体の変化を少しずつ感じられるようになると思います。
普段の学校生活やお友達と遊ぶときに運動量が増え、気持ちや意識が体を動かす習慣へ向かうようになることで、
いろんなことにも挑戦しようという自己肯定力の向上につなげていきましょう。

体幹機能・協調性・自己肯定力

<体幹機能の向上>
体全体が安定するために重要です。
図のように、ショベルカーは、胴体(体幹)がしっかりしていないと、グラグラしてしまって、アーム(腕)や、バケット(手)をきちんと動かすことができません。
これと同じように、体幹を安定させることで、手や足の動きをスムーズに連動させるたり、ケガの予防にもつながります。

<協調性の向上>
動きを見て、それをマネしてリズムよく動かしてみる。
脳や体の神経系の発達途中にある子どもが行うことはとても重要だと思います。

<自己肯定力の向上>
なかなかうまくできない、やっぱりきつい、最初はいろいろあるかもしれません。
運動や栄養のミッションをまずは続けてみること、それも一つのクリアです。さらに、体の変化を少しでも感じられればミッションを一つクリアです。その積み重ねは、他のことにも通じる自己肯定力につながると思います。

運動療法の内容

<<運動療法の内容>>
運動は、
・自宅でできる
・自分で選ぶ・組み合わせる
・できなくても、「やってみる」ことに意味がある

監修していただいた野田先生には、この3つを元に運動内容を考えていただきました。

❖ いきものトレーニング(体幹機能、柔軟性)
 
初級・中級・上級・超上級の4パターン、それぞれに6種類の運動が含まれています。
運動にクマやペンギンというように動物の名前がついています。
 運動のポイントを意識して、ドタバタ音がしないように動くことも大切です。

❖ リズムトレーニング
6種類の運動が含まれています。
いきものトレーニングと全く違う運動です。
 運動を見て、頭で考えて、体を動かしてやってみる。
最初は「できない!」だけど、「できない動きをやる!」ことにとても大きな意味があります。

可動性トレーニング
6種類の運動が含まれています。
動かさない(安定させる)部位と、動かす部位を意識して運動しましょう。

<<運動の例>>
いきものトレーニング(初級)から、2〜3個を選択、
コーディネーショントレーニング(パターン1)から2〜3個を選択、
順番、組み合わせは自分で決めて、最初は1個あたり、30秒やって30秒休んで、次々にやってみましょう!
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